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ドラム式洗濯機cubleがホントにお得なのか、総合商社の事業買収案件バリに計算してみた結果、購入した件。

misato



先日ドラム式洗濯機cubleさんをお迎えしました!


何が最高って、我が家から「洗濯」という家事がなくなったことです。畳んでしまうだけ。見た目もおしゃれでかわいいcubleですが、お値段がなんと28万円


こんなにお高いcubleですが実は節約効果が期待できるということで、ほんとにお得なのか検証してみました。今回は「普通の縦型洗濯機を購入するのとどちらがお得なのか」にくわえ、「28万円を投資ではなくcubleの購入に当てていいのか」という計算をしてみます。




目次





ドラム式洗濯機cubleとは

ドラム式洗濯機cuble

メーカー:Panasonic

モデル :NA-VG2500

価格  :279,800円




見た目の美しさからファンも多いこのモデルですが、その機能もピカイチです。特に黒カビ予防はドラム式には必須機能ですが強力なモデルです!


その上で節電をはじめ、節約の効果が期待できるという。すばらしいですね。



わが家では毎日、洗濯から乾燥まで稼働しています。夜つけて朝ふわふわの洗濯が完了しているという感じです。



お洗濯は抜群にらくちんになりました、主婦の味方。赤ちゃんが生まれて洗濯物がとっても増えたのでありがたい限りです。


こちらが果たして本当に節約になるのか?計算してみたいと思います!



 


計算の前提条件


  • 雨の日 計算では縦型洗濯機の場合、雨の日には浴室乾燥機をつけることにします。ドラム式の場合は毎日、洗濯から乾燥まで回します。東京都の雨の日はだいたい30%とのことで、このまま採用します。

  • 洗剤と柔軟剤

洗剤はアタックzeroドラム式専用を使用します。こちらAmazonで1,430円になってます。柔軟剤はファーファを、こちらもAmazonで400円で購入できますので計算に使っていきたいと思います。


  • 洗濯機の寿命 縦型洗濯機、ドラム式洗濯機どちらも8年がだいたいの寿命みたいですので、本体代金と8年間の光熱費&洗剤代が安い方をコスパが良い洗濯機と定義します。   



 


縦型洗濯機の場合


縦型洗濯機の計算はこちらのようになります。なお、回数は1年間毎日かけた場合からさらに2割程増やしてます。1日2回かける日もありますので。ただし回数はどちらの洗濯機でも共通の数字です。



まず電気代ですが、洗濯1回あたり(洗濯のみ)は1.6円、浴室乾燥は7時間で224円かかります。雨の日で湿度高めの日に稼働させるので、生乾き防止にいつも長めに回してます><



洗剤と柔軟剤は、自動投入がついていないものでしたので、いつもキャップ並々をばっと入れてしまっています。そういう方多いのではないでしょうか?1カップあたり50mlになりますので、そちらも計算しました。



8年間で洗濯だけで67万円もかかってました。ひえ。








 


ドラム式洗濯機cubleの場合


ドラム式洗濯機cubleの場合はこのようになります。


電気代は乾燥までいっきにかけますので1回あたり54円もします。高いですね。その代わり浴室乾燥は使うことないので全部カットです。


水道代も縦型の7割程度しか使用せず節水効果が期待できるそうです。メーカー記載の通り1回14円で計算します。



洗剤と柔軟剤は、とっても便利な自動投入機能がついています。乾燥まで回せる洗濯量は5キロまでですので、5キロに必要な水量30Lに適する洗剤と柔軟剤を計算します。計算方法はこちらを参考にしています。


我が家は毎日回せば5キロで十分たります!







 


8年間の比較


8年間使い続けた場合、cubleのほうが5万円お得ということがわかりました!

そもそもcubleは乾燥まで全自動なので、その手間が効率化できたことはこの計算に含まれていません(主婦の時給ってやつですね)


それでも5万円もお得なんだから全然買ってOKですよね。



さて、とはいえ28万円はそこそこ大金ですから、投資運用に回しても良いくらいのボリュームです。cubleを買うのか、投資運用に回すのどちらにするか計算で決めてみます。ここから少し複雑な金融理論も使いますが、割と一般的な考え方だと思います。



ハードルレート


まず「ハードルレート」を計算します、cubleの利回り(どのくらいの効率で儲けられるか)がハードルレートを越せば、投資運用にまわしてもOKという判断ができます!




  • wacc(資本コスト)とは、私自身が資金を調達する場合のコストを指します。waccを調べるとややこしいことが書いてあります。が、簡単に言えばお金を用意してまで投資して損をしないか?理論上計算するためのものです。 企業はだれかから借りても、だれかに投資をしてもらっても、利息や配当という形でその対価を支払いますので、そのコストと儲けを比較しましょうという話です。




借り入れをして洗濯機を買うわけではありませんので、今回はD=0として計算します。私の投資運用はだいたい5%ほどですので株主(私)が期待する利回りは5%とし、rE=5%にあてはめます。ということでわたしの場合はwacc=5%ということになります。



 

  • リスクプレミアムとは、こんなリスクのある投資するなら、これくらいはリターンがないと嫌だな、という収益率になります。世の中の投資会社や総合商社でもここをどう考えるかが経営ということになります。今回はキューブルの購入で儲けるわけではなく、コストを削減できるというタイプの投資ですので、ここはシンプルにリスクプレミアム=0%で良いかと思います。




この2つの足し算がハードルレートになるので、wacc+リスクプレミアム=5%

になります。




このハードルレートを上回る投資なら、今回は資金投入=購入してOK!ということになります。




 

cubleの投資効率(IRR)


ではいよいよcubleの投資効率を計算します。今回は洗濯することでかかる光熱費などを節約するという投資ですので、縦型洗濯機を使うよりcubleを使うことで節約できたお金を儲けとして計算してみます。




  • 投資キャッシュフローはcubleと一般的な縦型洗濯機の本体代金の差分です。28万円と8万円の差額で20万円多くお金を使うことになります。


  • 良化キャッシュフローはcubleを使うことで節約できる光熱費などの金額です。1年あたり合計で31,312円の節約になります!


これを使ってIRRを計算します。まずIRRを計算するには現在価値(NPV)の計算式を確認します。





上の表がわかりやすいと思います。IRRや現在価値を調べながら、エクセルでrの箱をどこかに用意して、このような計算表を作ります。




8年目の現在価値が0になるようなrをゴールシークで探します。Googleのスプレッドシートでのやりかたは以下のとおりです。なお、8年間での計算は簡易で保守的な設定です、もう少し使用して処分する費用を入れると精度が増します。また、割引係数(n年目のところ)を n-0.5 にしています。



こうして計算したrがこの洗濯機cubleのIRR(投資効率)となります。今回の結果で計算したIRRはこちらの通り、IRR=6%です!







ハードルレートの5%と比較してこのIRRが高いので、ちょっとお高いcubleを購入してもOKということになりました!今後も節約家電があれば購入を検討していきたいと思います。






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